Lv12. 一級建築士が教える、マンションリノベの極意【マンションのリノベーションⅷ工程スケジュール!】

リノベーション

一級建築士の資格を持つ私がマンションをフルリノベーションした実体験に基づく話

ⅷ.工程スケジュール!

こんにちはー!ツバケンクエストの開設者tsubameです!

前回までに解体による変更も確認し、プランが固まったかと思います。後は施工を待つのみ!と言う事で今回は工程スケジュールになります。

引渡しからの工程を流れで追っていきます。

マンション引渡し→管理組合との調整→解体→配管工事→内装下地工事→設備工事→内装仕上げ工事→設備器具付→家具、雑工事→クリーニングとなり、大体2〜3ヶ月の内容になります。

工程の中で、現場を見るタイミングとしては、①解体後②内装下地工事がポイントだと思います。それと合わせて、マンション管理組合との届出関係も確認しておいてください。工事はリフォーム業者任せになってしまうので、工事中の近隣に関する話がこちらには伝わってこない場合があります。せっかく工事がうまく行ったのに、その後の近隣との関係が悪化していたら、建物のでき以上の被害と言えますので、工事中は近隣の様子を管理人さんに伺ってみるのも良いかもしれません。

①の解体後では、建物の躯体と言われる構造体が見えます。構造体を見る事で、断熱の状況や、配管の状態、耐震壁や梁の状態などのを確認して、改修前の状況を確認しておきます。また、これらは仕上げをしてしまうと見えなくなる部分なので、何かあった時の記録として写真を撮っておくことをお勧めします。

②の内装下地工事では天井、床、壁の骨組みが見える状態であり、空間がイメージできるようになります。また、棚板などの下地や屋内窓をつける場合は、窓の大きさも確認できるので、一度この段階で現地を確認しておきましょう。また、もし壁の位置の変更をするのであれば、この段階しかないので、どうしても変えたい場合は、相談してみましょう。その他で言えば、業者にて細かい現地寸法を確認してもらったはずなのですが、下地ができてから確認すると、幅が狭かったりだとか、窓開口の大きさが違ったりだとか、見えなかった部分が見えてきたりします。

この二つのポイントを確認をしておけば、隠蔽部分を、確認することができるので、少しは安心できるかと思います。

ここまで確認できれば、ある程度は問題ないかと思います。

次回は番外編コンセントの位置について、お伝えしたいと思います。

ではまた!

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