☆一級建築士の資格を持つ私がマンションをフルリノベーションした実体験に基づく話☆
下見のポイント!④〜⑤
こんにちはツバケンです!
前回に引き続き、下見のポイントになります。今回は④梁について、お伝えいたします。
〜下見ポイント その2〜
④梁
⑤前入居者の情報
梁と言っても、外壁に沿ってある梁でなく、部屋の途中にある梁になります。下見の際は、天井仕上げの上に隠れてたり、梁型として天井から少し下がっていたりします。
なんでその梁がポイントなの?
この梁は天井を圧迫する他、換気ダクトの障害となります。当然梁には穴を開けれないので、ダクトを通す場合は、梁の下を通す必要がある為、ダクトが必要となるキッチン、浴室等の位置に注意が必要となります。
ダクトが梁を通らないような計画にする必要があるのね。
下見の際は、天井裏に隠れていたとしても、柱の位置から推測する事が出来ますので、途中に柱がある時は気をつけてみて下さい。
⑤前入居者の情報
最後のポイントですが、これが1番重要だったりします。
でもフルリノベーションだったら、全部壊しちゃうし、あんまり関係ないんじゃない?
プラン上は全く関係ないですね。これはどちらかと言うと、気持ちの問題です。
正直相場より値段が安かったりするのは、他の理由があったりします。間取りもいいし、場所もいいし、値段もそれほど高くない。下見も問題ないし、買ってしまおうだと思ったあなた!ちょっと待ってください。その物件がどのような理由で売りに出されているかも、最後に確認しておきましょう。買ったら返品できないですからね!
もしかしてそれって事故物件とか。。
その通り!物件の備考欄とかに書いてあったりします!書いてあればまだいいですが、誰かが一度入居してると、告知する義務がなくなりますから、不動産業者に確認してみましょう。
これは私の実体験ですが、気に入った物件があり、値段も安くて、割と探していたイメージ通りの物件でした。特に事故物件と言ったこともなく、契約お願いします!のところまで来て、不動産から連絡があり、そのマンションで自殺があったとの事で、聞いてしまった以上、何かあったら気持ちが悪いので、断念しました。。
知らなければよかった話かもですが、今となっては少しだけ安い理由が分かった気がします。
と言う事で、最後はちょっと怖い話みたいになりましたが、皆さんも一生に一度の買い物なので、悔いがないようにちゃんと見てくださいね!今回の情報が少しでも役に立てばと思います☆
次回はⅳ.プランニングのポイントになります!お楽しみに!
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